『なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト』本田晃一(著)

本棚
尼崎市阪急塚口徒歩2分『ルルド鍼灸』

本田晃一(ほんだ こういち)氏の著書『なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト』は、努力や根性で「何かを付け足す・頑張る」のではなく、「自分を苦しめている無駄な習慣や思考パターンをやめる(手放す)」ことで、自然と人生が好転していくという考え方を分かりやすく解説したベストセラーです。

本書の核心である「なぜやめると人生が良くなるのか」という理論から、具体的に何をどうやめればよいのかまで、詳しく解説します。

1. 本書の根本的な考え方(コアメッセージ)

多くの人は「人生を良くしたい」「幸せになりたい」と思ったとき、新しいスキルを身につけたり、もっと頑張ったりという「足し算」をしがちです。しかし、本田氏は「すでにいっぱいいっぱいの状態(心の容量が満タン)に新しいものを足しても入らないし、疲弊するだけ」だと指摘します。

人生を好転させる最大のコツは、引き算(=やめること)です。

不快なこと、無理していること、自分を否定するクセをやめて「心の余白(スペース)」を作ると、そこに向こうから勝手に幸せやチャンス、良い人間関係が流れ込んでくるようになります。

2. 人生が勝手に良くなる「やめること」具体リスト(要点まとめ)

本書で紹介される「やめること」は、大きくいくつかのテーマ(思考・人間関係・行動・お金など)に分類されます。

① 「無理な頑張り・完璧主義」をやめる

  • 「ちゃんとした人」になるのをやめる
    • 完璧を目指すと疲れるだけでなく、他人にも完璧を求めてしまい息苦しくなります。ちょっとダラしない、抜けがある「愛されポンコツ」でいる方が、周りも助けやすくなり人間関係が円滑になります。
  • 我慢して成果を出そうとするのをやめる
    • 「苦労の末にしか幸せはない」という思い込みを手放します。楽しいこと、得意なこと、楽にできることをベースにした方が成果も出やすく長続きします。

② 「他人軸の思考・比較」をやめる

  • 他人からの評価(どう思われるか)を気にするのをやめる
    • 他人の期待に応える「他人軸」で生きていると、いつまで経っても自分の人生を生きられません。「自分がどう感じているか(自分軸)」を最優先にします。
  • 人と比較して落ち込むのをやめる
    • SNSなどで誰かと比べて落ち込むのは無意味です。比べるなら「過去の自分」だけにします。

③ 「自分責め・自己否定」をやめる

  • 自分を責める・反省しすぎるのをやめる
    • 失敗したときに必要以上に反省すると、自己肯定感が下がり次の一歩が踏み出せなくなります。「まあいっか」「よくやったほうじゃない?」と、自分の一番の味方(親友)になってあげることが大切です。
  • 「〇〇しなければならない(ネバナラビト)」をやめる
    • 頭の中の「~すべき」「~してはダメ」というルールを減らし、「~したい(Want)」で動くようにします。

④ 「嫌な人間関係」をやめる

  • 嫌な人・気が合わない人と無理に付き合うのをやめる
    • 全員に好かれるのは不可能です。気の合わない人とは距離を置き、一緒にいて心地よい人や応援してくれる人と過ごす時間を増やします。
  • 「わかり合おう」と固執するのをやめる
    • 価値観が違う人に対して「理解してもらおう」とエネルギーを使うのをやめます。「この人はこういう価値観なんだな」とスルーする(放置する)技術を身につけます。

⑤ 「お金と豊かさのブロック」をやめる

  • お金を使うとき・受け取るときの罪悪感をやめる
    • お金を払うときは「損した」ではなく「サービスやモノを受け取れた(豊かさを得た)」ことに感謝します。また、褒め言葉やプレゼント、助けを受け取ることを遠慮するのをやめ、素直に「ありがとう」と受け取る練習をします。

3. 「やめる」を実践するためのコツ(どうやってやめるか)

ただ「やめよう」と思っても、長年の癖でなかなかやめられない人のために、著者は実践的なアプローチを提案しています。

  1. 「やめること」を紙に書き出す
    • 自分が今「本当はやりたくないのにやっていること」「不快に感じていること」をノートに書き出して可視化します。
  2. 小さなことから手放してみる
    • 「気が乗らないお誘いを1回断ってみる」「今日は家事を手抜きしてみる」など、リスクの低い小さな「やめる」から実験的に始めてみます。
  3. 「やめても世界は滅びない」ことを体験する
    • 自分が頑張るのをやめても、意外と周りが助けてくれたり、問題なく回ったりすること(=世界は優しいということ)を実体験として知ることが重要です。

4. まとめ(本書を読むとどう変わるか)

この本のゴールは、何かを達成するための「ハードな努力」をさせることではなく、「自分に優しくなり、力を抜いて心地よく生きること」です。

  • 引き算の思考:無駄なエネルギー漏れ(我慢・不安・自分責め)を止める。
  • 心の余白:心の隙間ができると、アイデア、運、良い人間関係が「勝手に」入ってくる。
  • 許可を与える:「こんな自分でもいいんだ」「楽に生きていいんだ」と自分を許す。

「最近なんだか疲れている」「頑張っているのに報われない」「もっと楽に生きたい」と感じている人にとって、肩の荷をすっとろ下ろしてくれる一冊です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました