「ボンタンアメ効果で3時間の上映も余裕だった」「ライブ必需品」。X(旧ツイッター)上には、尿意抑制効果を実感したという投稿が相次ぐ。折しも、上映時間が約3時間の邦画「国宝」や約2時間半のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃(やいば)』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」が大ヒット上映中。ボンタンアメの品切れを告げる店舗の張り紙や、ボンタンアメが大量に並ぶ陳列棚の画像投稿もあり、空前のブームを物語る。
製造元のセイカ食品(鹿児島市)によると、今年に入って品薄状態が続き、「生産が追い付いていない状況」という。製造ラインの人員を増やすなど対応に追われている。 Xの投稿をさかのぼると、ボンタンアメが「トイレ対策」として「バズる」ようになったのは、今年2月ごろ。今年で誕生から100周年を迎え、同社が記念グッズの販売などを告知し始めた時期と重なる。同社総務部の時任智恵子さんは、ブームのきっかけは「不明」とした上で、「100周年のPRには注力していたが、知らないところで(話題性が)大きくなっていた」と振り返る。 Xには数年前から、大福餅やカステラを「トイレ対策アイテム」として挙げる投稿が存在する。糖質が高い食品には尿量を減らす効果があるという言説もあり、水あめやもち米でつくるボンタンアメが耳目を集めたようだ。
「ボンタンアメ」(鹿児島銘菓、1924年発売の柑橘風味のキャラメル状和菓子)が 尿意を抑制する効果があるかどうか について、科学的に整理してお伝えします。
1. ボンタンアメの主成分
- 原材料:砂糖、水あめ、もち米、オブラート、ボンタン果汁(柑橘類の一種)
- 添加物:香料程度
👉 基本的には 糖質と柑橘果汁 が主体です。
2. 尿意に関わる作用の可能性
尿意(排尿反射)は、主に膀胱に尿がたまって伸展した刺激が脳に伝わることで生じます。
抑制に関係する食品や成分としては以下が知られています:
- カフェイン:むしろ利尿作用(尿意促進)
- アルコール:利尿作用(尿意促進)
- 抗コリン作用を持つ薬:膀胱の収縮を抑えて尿意を減らす
一方で、
ボンタンアメに含まれる 柑橘果汁や糖分には、尿意を抑える作用は確認されていません。
3. 間接的な影響の可能性
- 糖分摂取による血糖上昇 → 体液バランスの変化 は考えられますが、むしろ軽い利尿を起こすことがあります。
- 柑橘類に含まれるクエン酸は尿の酸性化に関与することはありますが、尿意の抑制とは無関係です。
4. 結論
✅ 現在の医学・栄養学の知見では、 ボンタンアメに尿意を抑制する作用は確認されていません。
「食べると落ち着いて尿意が紛れる」ような感覚があれば、それは 甘味によるリラックス効果や気の紛れ といった心理的要因の可能性が高いです。
むしろ「水分を一緒に摂る」ことで、通常通り尿意は生じます。
👉もし「夜間頻尿」や「トイレが近い」などで実際に困っているのであれば、食品よりも 膀胱訓練、生活習慣の見直し、必要に応じた薬物療法 の方が効果的です。


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