肺炎について

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尼崎市南塚口 ルルド鍼灸

肺炎は、肺に炎症が起こる病気で、細菌、ウイルス、真菌(カビ)などが原因で発症します。高齢者や免疫力が低下している人では重症化しやすいため、注意が必要です。


1. 発症の仕方(原因)

肺炎は、主に以下のような原因で発症します。
細菌性肺炎(例:肺炎球菌、インフルエンザ菌)
ウイルス性肺炎(例:インフルエンザウイルス、新型コロナウイルス)
誤嚥性肺炎(飲食物や唾液が誤って肺に入ることで起こる)

感染は、飛沫感染(咳やくしゃみ)、接触感染、誤嚥などによって広がります。


2. 症状

肺炎の症状は風邪と似ていますが、重症化しやすく長引くのが特徴です。
🔹 初期症状(風邪と似ている)

  • 発熱(高熱や微熱)
  • 咳(乾いた咳→痰が絡む咳へ)
  • 倦怠感(体のだるさ)

🔹 進行すると…

  • 呼吸困難(息苦しさ、酸素不足)
  • 胸の痛み(深呼吸や咳をすると痛い)
  • 高熱が続く
  • 青紫色の唇や指先(酸素不足のサイン)

高齢者の場合、典型的な症状が出にくく、「なんとなく元気がない」「食欲がない」といった軽い症状で始まることもあります。


3. 経過(進行の仕方)

肺炎は、軽症なら1~2週間で回復しますが、重症化すると入院が必要になります。
🟢 軽症(免疫がしっかりしている人)
1週間前後で回復

🟠 中等症(高熱が続く、体力低下)
2週間程度かかる

🔴 重症(呼吸困難、酸素吸入が必要)
数週間~1ヶ月以上の入院治療が必要

特に、高齢者や持病がある人は重症化しやすく、命に関わることもあります。


4. 予防

肺炎を防ぐためには、感染予防と体力維持が重要です。

ワクチン接種(肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン)
手洗い・うがい・マスク着用(感染予防)
口腔ケア(歯磨きやうがいで細菌を減らす)
規則正しい生活(バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠)
誤嚥防止(ゆっくりよく噛んで食べる、食後に体を起こす)


5. 治療

肺炎の治療は、原因に応じた治療を行います。

🔹 細菌性肺炎
→ **抗生物質(抗菌薬)**を使用

🔹 ウイルス性肺炎
→ **ウイルスに対する薬(抗ウイルス薬)**を使う(例:インフルエンザ薬)
対症療法(解熱剤、咳止めなど)

🔹 誤嚥性肺炎
抗生物質+リハビリ(嚥下訓練)

重症化すると酸素吸入や人工呼吸器が必要になることもあります。


まとめ

風邪と似た症状でも長引く・悪化する場合は注意!
ワクチン接種や口腔ケアで予防できる
早めの受診と適切な治療が大切!

高齢者や持病がある人は特に気をつけ、予防をしっかり行いましょう。

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