頭のゴミを捨てれば脳は一瞬で目覚める。

ルルド鍼灸 私勉の部屋
身体の中の滞りを無くし 全身の流れをよくします。

正しい思考を邪魔するもの、頭をモヤモヤさせ脳機能を著しく低下させるものがあります。
それは頭の中にあるゴミです。その中でも一番脳に影響を与え邪魔になる粗大ごみが3つあります。
それが「感情」「他人」「過去」という3つのゴミです。

「感情」というゴミ

正しい答えに辿り着く上で一番邪魔をしてくるのが「感情」というゴミです。
目的の為に必要な事やゴールまで最短距離などを考える時に「好きだから」とか「嫌だから」とか感情を介在させるのは有益ではありません。嫌でも必要なことはやらなけばいけませんし、好きだからと間違った道を歩んでも目的地には着けません。
感情に左右されない為には目的(ゴール)しっかり定める事が重要です。

ちなみに脳で感情を司る箇所が扁桃体と呼ばれる部位でここの活動が盛んになると前頭葉(論理的思考を司る部位)の働きが抑制されてしまいます。

「他人」というゴミ

物事を判断思考する上で「他人」というものさしはとてもやっかいです。
多くの他人がやってるから、他人から見られたらどう思われるか、とかく他人というフィルターを通して判断しがちです。
他人を基準に追いつけ追い越せと頑張れたとしても上には上がいます。他人を基準に得られた優越感は別の他人と比べた瞬間に劣等感に変わるかもしれません。他人を基準にしてしまうと一生囚われつづけることになり“自分にとっての”正しい判断が出来なくなってしまいます。

「過去」というゴミ

私たちは過去の記憶をもとにして自分はこんな性格だ、自分の能力がこの程度だなと考えてしまいます。また、私たちの見ている世界も、過去の記憶をもとにして出来上がっています。そして、昨日までのあなたが重要と思っていたものだけを今日も重要だと判断し、重要でないと思ったものは、自然とシャットアウトしてしまいます。

一般的に、時間を過去から現在、未来へと流れるものと考えています。実はこれは、ユダヤ教やキリスト教的な考え方に基づく時間感です。つまり、ひとつの物差しによる見方に過ぎいないということです。ならば、違うものさし、つまり違う時間感も存在します。
仏教哲学のアビダルマでは、時間は未来から現在、そして過去へと向かって流れているとされています。つまり、未来がどうなるかに過去は一切関係ないということです。

たとえば一軒目で売り切れだった商品が二軒目の店にあり、お目当ての商品が3割引きだった場合、一軒目の時は不運だと思い二軒目ではラッキーだったと感じると思います。ともすれば一軒目で売り切れてた事すらラッキーに感じるのではないでしょうか。
つまり未来によって過去の持つ意味が変わったという事です。
成功者の方が「あの当時は大変だった」と苦労話をさもその苦労があったからこそ成功したと言わんばかりに語られる事がよくあります。

それは良い未来から逆算してみれば、どんな現在も過去も、良い未来を作るために必要な出来事だということです。ここで一番重要なことは「過去は未来に影響を与えない」という事です。

どれだけ過去が辛くても未来が上手くなっていれば過去の思い出も美化されます。
今の自分がいいかどうかは未来の自分次第なので過去に囚われるの無意味です。

《参考文献》
苫米地英人著「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 

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