2023-05

温故知新 東洋医学養生訓

ちょっとした症状へのちょっとした治療

鼻血まず頭を後ろに反らしての止血や首のうしろをトントンするのはよくありません。前屈みの姿勢で出血したと思われる箇所をガーゼやティッシュペーパーで5分以上圧迫すると止血できます。また眉間を濡れタオルや氷で冷やしてあげると鼻へ流れる血液が冷却さ...
温故知新 東洋医学養生訓

たばこは長生きの秘薬!?

タバコには身体をリラックスさせる効果があります。それはタバコに含まれているニコチンがアセチルコリン受容体を刺激し、それにより副交感神経の働きが活性化されるからです。喫煙で一番問題なのは量です。たばこは燃焼する時、タール成分など有害な物質も生...
温故知新 東洋医学養生訓

頭寒足熱は万国共通

頭寒足熱は健康にいいとされていますがこれは東洋に限ったことではありません。オランダの古い医書にも「頭寒足熱は無類で最も重要な健康法」と記されているそうです。頭寒足熱とは意識とは無関係に内臓や血管を支配している自律神経のうち交感神経が抑制され...
温故知新 東洋医学養生訓

漢方薬はじわじわ効く!?

漢方薬はジワジワゆっくり効くというイメージが強いですが必ずしもそうではありません。漢方にはその病人の症状や体の状態を診て判断する「証」と呼ばれる診断法があります。この証が正しくたてられれば驚くほど即効性を現すこともあります。この証にはさまざ...
温故知新 東洋医学養生訓

風邪を引いても風呂に入ってよい?

風邪で熱がある時は風呂に入ってはいけません」と昔からよく言われておりました。しかし、必ずしも悪いことばかりではありません。風呂で身体を充分に温めてからすぐに寝るようにすれば体力の回復に大いに役立ちますし、体だけでなく気分もさっぱりいたします...
温故知新 東洋医学養生訓

唾液は大切な病気予防薬

唾液は古来より大切なものとされていました。中国の明代の『寿新養老書』や唐代の『千金方』等の医書はいづれも「つばきを飲んで臓器を養え」と教えています。江戸時代の儒学者 貝原益軒も「津液は一身のうるおいなり、化して精血となる。草木に精血なければ...
温故知新 東洋医学養生訓

舌の色や形は病気発見のバロメーター

東洋医学には独特の診断法があります。例えば「望診」と呼ばれる視覚による診察があります。古書では「望んでこれを知るは神という」と記され望診の大切さを教えています。この望診の中でも重視されているのが『舌証』です。『舌証』は舌の色や形、動きなどの...
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早寝早起きは身体に悪い!?

漢方では季節と病気との間には密接な関係があるとされています。これは現代医学でも認められています。例えば、秋には胃・十二指腸潰瘍が多発しますし、冬には神経痛や腰痛・脳卒中が多くなります。気管支喘息などのアレルギー疾患も季節に関係あることが知ら...
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水を沢山飲む人ほど長生きする!?

人は年齢とともに全身の細胞から水分が逃げやすくなり水分を保持するのが難しくなっていきます。人によっては喉が渇きにくくなり適度な水分補給が出来きない方もおられます体の水分が少なくなると血液が濃くなり血栓が出来易くなります。一日何回かに分けて最...
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食事に大切な5つの調和

江戸時代から伝わっている養生法の一つに五味の調和と呼ばれるものがある、五味とは酸味・苦味・甘味・辛味・塩辛味の五つでこれらの味の食物をバランスよく取ると健康になるという考えです。この五味の語源は中国最古の医学書『黄帝内経』に由来します。その...