三陰交 “女性の三里”と呼ばれるほど、婦人科疾患に有効なツボ

東洋医学の経絡図 臨床でよく使われる特効穴(ツボ)
東洋医学の経絡図

三陰交(さんいんこう)は、特に女性の健康や下半身の症状に関係が深く、次のような特徴を持っています。

位置

三陰交は、足の内側にあり、足首の内くるぶし(内果)から指4本分上の位置、脛骨の内側の縁にあります。

効能・作用

三陰交は「脾経」「肝経」「腎経」という3つの陰の経脈が交わる重要なポイントです。以下のような効能があるとされています:

  • 月経不順や生理痛の緩和
  • 不妊症の改善
  • 更年期障害の軽減
  • 消化器系の不調の改善
  • むくみや冷え性の緩和
  • リラックス効果、ストレス軽減

注意事項

三陰交は非常に重要なツボですが、特に妊娠中の女性には刺激しすぎないように注意が必要です。刺激が強すぎると、早産や流産のリスクがあるとされています。

鍼灸や指圧でよく使用される経穴であり、足の疲れや婦人科系のトラブルに対して効果が期待されるため、セルフケアや治療においても多用されます。

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