合谷 手の甲にある万能ツボ

東洋医学の経絡図 臨床でよく使われる特効穴(ツボ)
東洋医学の経絡図

合谷(ごうこく)は、東洋医学で使われる経穴(ツボ)の一つで、手の指に位置する重要なツボです。具体的には、手の甲側にあり、親指と人差し指の骨が合流する部分に位置しています。軽く拳を作った時にできるくぼみが目印となります。
由来は、手の甲にあるくぼみが「谷」のようであり、そこから身体中を巡るエネルギーが沸いているとされる。

効果

合谷は多くの症状に効果があるとされ、「万能のツボ」とも呼ばれます。特に以下のような症状に効果的です。

  • 頭痛
  • 目の疲れ
  • 風邪
  • 鼻づまり
  • ストレスや緊張を和らげる
  • 歯の痛み
  • 生理痛

また、全身の気の巡りを良くし、体のバランスを整える効果があるとされています。

刺激方法

合谷を押す時は、反対側の親指を使い、少し強めに押すのが一般的です。指圧をする際、ゆっくりと息を吐きながら押し、息を吸いながら力を緩めるリズムで行うと効果が高まります。

このツボは「手陽明大腸経」という経絡に属し、特に上半身や顔の症状に効果が高いとされています。

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