「天」は鎖骨から上の部分を指し「柱」はもっとも重要な場所という意味。
経穴の「天柱(てんちゅう)」は、首の後ろにあるツボの一つです。中国医学や鍼灸療法では、このツボは重要な役割を果たすとされています。天柱は、頭や首、肩の不調に関連する治療でよく使われます。
天柱の位置
天柱は、首の後ろにある2つの大きな筋肉(僧帽筋)の外側で、後頭部の髪の生え際近くに位置しています。正確には、第2頸椎(首の背骨)に関連する部分です。左右に一対あり、後頭部から肩にかけての筋肉の緊張を和らげるために刺激されます。
天柱の効能・効果
天柱は、以下のような症状に対して効果的とされています:
- 頭痛(特に緊張型頭痛や片頭痛)
- 首や肩のコリ
- めまい
- 不眠症
- 眼精疲労
- ストレス緩和
刺激の方法
天柱をマッサージしたり、鍼(はり)やお灸で刺激することで、首や肩の筋肉を緩め、頭部や目、首に流れる気や血の巡りを良くすることが期待されます。
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