漢方の主な生薬

漢方薬の主な生薬には、以下のようなものがあります：

1. 人参（にんじん）：エネルギーを補い、疲労回復や免疫力向上に効果があるとされます。
2. 甘草（かんぞう）：炎症を抑える効果があり、咳止めや消化不良に用いられます。
3. 桂枝（けいし）：体を温め、血行を促進し、冷え性や風邪に使われます。
4. 芍薬（しゃくやく）：筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する効果があります。
5. 黄芩（おうごん）：解熱・消炎作用があり、感染症や炎症性疾患に用いられます。
6. 当帰（とうき）：血液の循環を改善し、冷え性や月経不順に効果があります。
7. 茯苓（ぶくりょう）：利尿作用があり、浮腫みや水分代謝の改善に用いられます。
8. 大棗（たいそう）：消化器系を整え、ストレスや不眠に効果があります。
9. 生姜（しょうが）：体を温め、消化を助け、風邪や冷え性に用いられます。
10. 牡丹皮（ぼたんぴ）：血行を促進し、痛みや炎症を和らげる効果があります。

これらの生薬は、個別に使用されることもありますが、複数を組み合わせた処方で効果を発揮することが多いです。それぞれの生薬の特性を活かし、患者の症状や体質に合わせて調整されます。