風池 風邪入りて停滞するという場所

経穴人形 臨床でよく使われる特効穴(ツボ)
経穴人形

経穴の「風池(ふうち)」は、首の後ろ、後頭部にある重要なツボの一つです。中国医学や鍼灸療法で広く使われ、特に風邪や頭痛、首のこりに対してよく刺激されるポイントです。
東洋医学で邪気とは病気の原因の事。
寒暑風湿熱燥火と七つあり、その中の風の邪気が池のように停滞する場所とされる。

風池の位置

風池は、耳の後ろの髪の生え際付近、後頭骨の下にあり、左右に一対あります。具体的には、後頭部の僧帽筋と胸鎖乳突筋という筋肉の交差する部分に位置します。この場所は、頭部の血行や気の流れと密接に関係しているため、さまざまな頭部や首の症状に効果的とされています。

風池の効能・効果

風池は、以下のような症状に対して効果があるとされています:

  • 頭痛(特に片頭痛や緊張型頭痛)
  • めまい
  • 目の疲れ(眼精疲労)
  • 肩や首のこり
  • 風邪の初期症状
  • 高血圧
  • ストレス解消
  • 不眠症

刺激の方法

風池を指圧したり、鍼灸で刺激することで、頭や首の気血の流れを改善し、これらの不調を緩和することができます。また、風池は風邪(外部からの邪気)が侵入しやすい場所とされ、風邪の初期症状に対して効果があるとされています。肩こりや眼精疲労の解消にも役立つため、デスクワークの疲労対策にも良いとされています。

天柱と並んで、首から頭にかけての不調を解消するのにとても重要なツボです。

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