関元 “元気の元締め”と呼ばれるツボ、胃腸障害から女性特有の症状まで。

東洋医学の経絡図 臨床でよく使われる特効穴(ツボ)
東洋医学の経絡図

経穴の「関元(かんげん)」は、東洋医学における重要なツボ(経穴)の一つで、特に体のエネルギーを補強し、元気をつけるために使われます。

位置:

関元は、おへその下、約3寸(指幅3本分)の位置にあります。ちょうどお腹の中央線上にあり、下腹部のほぼ中心部分に位置しています。

効果:

関元は、体内の「元気」(生命力やエネルギーの源)を補うとされており、以下のような症状や状態に効果があるとされています。

  • 冷え性
  • 疲労感
  • 消化不良
  • 生理痛や月経不順
  • 泌尿器系の問題(頻尿、尿漏れなど)
  • 性機能の改善(精力の増強)

関元は、生命力を司る「腎」の働きと深く関わっており、気や血の流れを調整し、体全体のバランスを整えるとされています。

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