湧泉 エネルギーが湧き出る命の源

東洋医学の経絡図 臨床でよく使われる特効穴(ツボ)
東洋医学の経絡図

湧泉(ゆうせん)は、足の少陰腎経に属する重要な経穴(ツボ)です。体内のエネルギーが湧き出る場所として古くから重視されており、全身の活力を高めたり、健康を増進する効果があるとされています。

湧泉の位置

湧泉は、足の裏のほぼ中央に位置しています。具体的には、足の指を曲げたときに足裏にできる最も深い窪みの部分が湧泉のツボです。足の裏のやや前方、足の第2指と第3指の間を下がった部分にあります。

効能・効果

湧泉は、全身のエネルギーの源とされ、以下のような症状や状態に効果があるとされています:

  • 全身の疲労回復
  • 頭痛、めまい、不眠
  • 冷え性
  • 足のむくみや痛み
  • 高血圧
  • 自律神経の調整

特に、湧泉は「腎経」に属するツボであるため、腎臓や膀胱の働きを助け、体内の水分バランスを整える効果もあります。また、気血を巡らせ、体全体の活力を高めるとされています。

刺激方法

湧泉は、手で押す、指圧する、または足裏マッサージ器などを使って刺激することが一般的です。特に足の裏を温めることも効果的で、日々の疲れを癒やすために湧泉を軽くマッサージすることが推奨されます。

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