ニューヨーク大学付属リハビリテーション研究所のロビーには、南北戦争の際の無名兵士の言葉がプレートに刻まれている。
「大きなことを成し遂げるために
強さを求めたのに
謙遜を学ぶようにと
弱さを授かった
偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことをするようにと
病気を賜った
幸せにになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようと
成功を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった
人生を楽しむために
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために
人生を賜った
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
私はもっとも豊かに祝福された」
『無名兵士の言葉―人間を幸せにするものは何か 』加藤諦三(著)
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