ランナーの腰臀部痛

ランニングをしている人の腰痛や坐骨神経痛は腰の深部にある腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)が原因の場合が多いです。
特に良いランナーやベテランランナーほど下肢の筋肉はあまり使わず、上手く重心移動をしながら腰の奥にある腸腰筋を使って「脚を振って」走る技術が高いからです。

腸腰筋は深部にある為、疲労が自覚しにくく「なんとなく脚が重いなぁ」とか「なんとなくキレが無いな…」と感じる程度でピンポイントで「腸腰筋が疲れてきてる」と把握出来る人は少ないです。

無理をしつづけると神経からの命令と身体のズレが生じて来ます。それが固定化されると様々な筋群に疲労が貯まり筋硬縮が起こり下肢への血液循環が悪くなり下肢が攣り易くなったり、神経が圧迫されると腰下肢の神経痛やシビレを発症いたします。
 
腸腰筋は腰の深部で腰椎の前(腹側)に存在する為、直接アプローチするには6cm以上の鍼でないと届きません。
また腸腰筋と同様にお尻の臀筋も疲労を蓄積させ易いです。臀筋は大臀筋・中臀筋・小臀筋・梨上筋など複雑に重なりあっている為、鍼なら有効にアプローチ出来ます。
 
また当院では局所の治療だけではなく下肢~臀部ー腰部~上半身の神経連動を改善する整体をさせて頂いてます。これにより再発の防止、偏った負担の軽減、パフォーマンス向上が期待出来ます。