おへそのゴマは取らない方が良い!?

ルルド鍼灸 人体に纏わるホンマでっか?
カダ先生

これも全くの迷信で、おへそのゴマは垢ですから、悪臭を放ったり、細菌の温床にもなりますので基本的には取った方が良いです。
ただし、デリケートな部分なので爪や硬いものでほじくるようなことはせず、綿棒などにオリーブ油等をつけ優しく拭き取りましょう。

おへそのゴマ(臍垢、へそのごま)は、皮脂、汗、古い角質、衣服の繊維などが混ざり合って形成されるもので、基本的には衛生的な問題がなければ取る必要はありません。ただし、以下のポイントを考慮して対応するのがよいでしょう。


取るべき場合

  1. 悪臭や不快感がある場合
    臍垢が溜まりすぎると細菌が繁殖し、臭いやかゆみを引き起こすことがあります。この場合、清潔に保つために取り除くことが推奨されます。
  2. 炎症や感染の兆候がある場合
    赤み、腫れ、痛み、分泌物などが見られる場合は、感染症の可能性があるため注意が必要です。この場合は自己処理をせず、医師に相談するのが安全です。

取らないほうがよい場合

  1. 過剰に力を入れて取ろうとする場合
    おへその皮膚は非常にデリケートで、無理に掻き出すと傷つけてしまい、感染のリスクが高まります。
  2. 深く入り込んだ臍垢の場合
    おへその奥に溜まったゴマを無理に掻き出すのは危険です。特に臍炎や臍ヘルニアの既往がある場合は、医師に相談するのが望ましいです。

安全な取り方

おへそのゴマを取りたい場合は、以下の方法で安全に行ってください:

  1. お風呂で柔らかくする
    温かいお湯でおへその周囲を柔らかくして、臍垢を取りやすくします。
  2. 綿棒を使う
    湿らせた綿棒(必要に応じてベビーオイルやローションを少量使用)で、優しくおへその中を拭き取ります。
  3. 力を入れすぎない
    無理に掻き出そうとせず、取れない部分は放置するか、数日かけて少しずつ取ります。

予防策

  • 定期的な清潔を保つ
    入浴時に指や綿棒を使って軽く洗うだけで十分です。
  • 石鹸や洗浄剤を残さない
    石鹸の残りが原因で臍垢が増えることがあるため、よくすすぐようにしましょう。

注意すべき症状

以下の場合は医師の診察を受けることをおすすめします:

  • 悪臭や膿が出ている
  • 赤く腫れている
  • 強い痛みを感じる

結論として、おへそのゴマは「必要に応じて取る」が基本です。取り除く際は慎重に行い、無理はしないようにしましょう。

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