人間が生きていく上で欠かせない動きが呼吸です。
人間は空気を吸わなければ生きていけないですから当たり前と言えば当たり前です。
最近はマインドフルネスや瞑想など呼吸に対する関心が高まっているように感じます。
呼吸というのは生まれた時から自然に行っているものですからそれを変えるにはかなりの根気と努力が必要になります。
「呼吸を変えれば人生が変わる」と言う人がいるぐらい呼吸は生きる上で大切で奥が深いものです。
まず呼吸というのは空気を吸って肺に入れ吐いて出すという動作の繰り返しです。
肺は自身で膨らんり萎んだりはしません。呼吸筋という筋肉が肺を動かす事によって行われます。
呼吸というのは自律神経の働きで基本的に自動運転で行われおります。
自律神経は内蔵や血管を支配しているのですが自分の意識で内臓や血管を動かす事は出来ません。
そんな中唯一コントロール可能なのが呼吸です。
逆に言えば呼吸を上手くコントロールする事で自律神経へ影響を及ぼす事も可能な訳です。
「深呼吸をして下さい」と言うと多くの人が身体を大きく使って吸って吐くという感じなります。
これだと「吸う=力む」「吐く=脱力」となってしまいますが極力、吐く時も吸う時も脱力したまま行いたいです。吸う時に脱力、吐く時に更に脱力。
深い呼吸、浅い呼吸という表現がありますが、呼吸で大切なのは量ではなく質です。
脱力を意識する事で呼吸はどんどん深くなって行きます。
脱力するには胸式呼吸より腹式呼吸、吸う時間より吐く時間を長くする、速いよりゆっくり、無意識より意識を使っての方が脱力しやすいです。
※仕事の合間や移動中などの隙間時間に簡単に出来るブレスワークとして、約5分間で1プログラム。口を閉じた状態で息を4秒かけて鼻から吸い、次に4秒間息を止める。今度は4秒間かけて息を同じく鼻から吐き、また4秒止めるを繰り返すブレスワークがおすすめです。
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