ちょっとした症状へのちょっとした治療

鼻血
まず頭を後ろに反らしての止血や首のうしろをトントンするのはよくありません。
前屈みの姿勢で出血したと思われる箇所をガーゼやティッシュペーパーで5分以上圧迫すると止血できます。
また眉間を濡れタオルや氷で冷やしてあげると鼻へ流れる血液が冷却されるので血液が凝固しやすくなります。

正座などでの足のシビレ
正座などでの足のシビレは、足甲の足背動脈の圧迫による一時的な血流障害で起こります。
そのような時は歩いてあげるとよいのですが前進しますと重心がつま先の方にいきますのでバランスがとりづらいです。ですから踵に重心が来るように後ろ向きで歩いてあげるとシビレがおさまりやすいです。
また後ろ向きで階段を4~5段昇り降りするのも効果的です。
ただくれぐれもご注意を。

こむらがえり
足の親指をすねの方向に引っ張ると和らぎます。
人がいれば膝を押さえながら足先を膝の方向に押してもらいましょう。
自分一人の場合は壁や柱に足の裏を押し付けて地面と出来るだけ直角に足の関節を曲げ、傷みが収まるまでこの姿勢をじっと維持する。
足の裏がつった時は土踏まずを押してあげると改善されます。
原因としては大半は下肢の疲れから来るのですが、
カルシウムやマグネシウム不足が原因になる場合もあります。
脱水症状や下痢の時はカリウムとナトリウムのイオンバランスが崩れつりやすくなります。
また血圧を下げる降圧剤や高脂血症の治療薬の中にもこむらがえりを起こしやすいものもあります。
予防としてはカルシウム、マグネシウ不足にならないよう毎日大さじ5杯のすりごまをご飯や味噌汁、サラダなどにかけて食べるのがオススメです。
プロのスポーツ選手も試合中に「すりごま」を補給したりしてるそうです。
あとは運動前のストレッチは必ずしましょう。

しゃっくり
しゃっくりは胸の胸腔とおなかの腹腔を隔てる横隔膜という壁の痙攣によって起こります。「ヒック」という特徴的な音は痙攣した声門を無理やり空気が出入りする音です。
しゃっくりを止めるには角砂糖を時間をかけて舐めると舌咽神経を経て横隔神経がリラックスされ治まります。
また水をゆっくり飲み降したり、息を長く止めたりしても効果があります。

あくび
あくびは緊張が緩んだり眠気をもよおした時、換気の悪い肺胞を拡張させる為に深く息をする反射的呼吸運動です。
ですから無理に我慢するのはよくありません。
あくびが出て仕方がない時は、大きく深くゆっくり深呼吸をして
肺の換気をよくして血液中の酸素を充分にしてあげれば治まります。

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