畳と布団の組み合わせが日本人の安眠を支えていた

布団と畳 温故知新 東洋医学養生訓
畳と布団

日本人は昔から畳の上に布団を敷いて眠っていた。
日本人にとっては当たり前の習慣だが、ここには健康維持をする為の知恵が隠されている。

じつは畳と布団の組み合わせは、上質のベッドのマットレスの構造とよく似ている。
上質のベッドは一番下がスプリング、その上に硬い部分、一番上が適度に柔らかい部分と三層構造になっている。畳と布団もそれとほぼ同じ構造になっている。
畳にはある程度の硬さがあるが、これはベッドのスプリングの上の硬い部分に相当し、布団はその上の柔らかい部分に相当する。
畳の上に敷いた布団は体を沈み込ませず、背骨を正常な状態に保つのに理想的な寝具になる。
また、こうした構造の寝具は寝返りがうちやすく安眠を得ることが出来る。

ところが布団が柔らかすぎたり薄すぎたりすると、せっかくの畳の持つ硬さが役立たず背骨に良い影響を与えられず、寝返りもうちづらく安眠の妨げになってしまいます。

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