免疫力は気の持ちよう

江戸中期の漢方医で『解体新書』を翻訳したことで有名な杉田玄白は69歳の時に「養生七か条」を発表した。
1,昨日の非は恨み悔ゆべからず。
2,明日の是は慮捻すべからず。
3,飲と食は度を過ごすべからず。
4,正物非ずれば苟も食らうべからず。
5,事なき時は薬用うべかず。
6,壮実を頼んで房を過ごすべからず。
7,動作を勤めて安を好むべからず。

3,4で暴飲暴食と季節外れの食物を禁じ、5,6で薬の乱用と過剰な房事いましめ。7で運動不足はよくないとしている。
これらは健康法の極意のようなもので、今日でも実践されてる方は多いでしょう。
が、玄白は養生の為にもっとも留意すべき点は1,2の取り越し苦労だと言っている。
実際、過ぎ去った過去の事をくよくよしたり、先の事を心配しすぎるのはよくない。
最近になって心の持ちようが健康に大きな作用を及ぼす事が分かってきている。
免疫力は気の持ち方で強くも弱くもなります。

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